「怖すぎる」と話題! シオノギ製薬のあのCM [CMネタ]

電車の中で吊革につかまっているスーツ姿の男性の背中に、血管のイラストが描かれた紙が貼られている。そのイラストが変化すると、男性が胸をおさえ、倒れ込み……見ると、周りの男性たちの背中にも同様の紙が貼られている。

恐ろしいのは、この緊迫した事態が、セリフもなく映し出され、BGMにこんな感じの不思議なメロディーが淡々と流れていること。

「♪ヘイ~ヤッラ~ヤタティ~ヤ♪ヘイ~ヤッラ~ヤタティ~ヤ♪(?)」

一度見たら忘れられない、恐怖感溢れる「シオノギ製薬」の動脈硬化への警告CMだ。
仕事中の人も、家事をしている主婦も、宿題や、ゲームをやっている子どもすら、このBGMを耳にすると、思わず手をとめ、画面に釘づけになる。
このCMのあまりの強烈さには、「怖すぎる」「不気味すぎる」という声が続出し、「呪いの歌」などという人もいるほどだが、これ、いったい何と歌っているのか。また、なぜこんなにも恐ろしいCMを作ったのだろうか。
塩野義製薬・広報担当者に聞いた。

「CMで流れている歌は、『スキャット』と呼ばれる方法で歌われており、言語ではないため、歌詞はございません」
「スキャット」というと、声を楽器として表現するもので、ルイ・アームストロングやスキャットマンを思い出すが、それらとはあまりに異なる怖すぎるイメージ! 

外国の民謡のようにも思えるが、曲名はあるのだろうか。そもそも既存の曲なのか、オリジナル曲なのか。
「このCM用にオリジナルで制作したもので、発売されている音楽ではございません。また、作曲は福岡ユタカさん、女性ボーカルは武田カオリさんを起用しております」
作曲もボーカルも日本人だったのですね……。

それにしても、なぜこんな恐ろしいCMを作ったのか。コンセプトやきっかけを聞くと、こんな回答をくれた。
「動脈硬化は自覚症状のないまま進行するために、不幸にして治療を受けられずに亡くなるケースが多発しています。日本では、4人に1人が心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患で亡くなるといわれています。しかし、動脈硬化の危険因子である『脂質異常症』が疑われる約4000万人のうち、実際に治療を受けている患者さんは1/3程度といわれています。今回のキャンペーンは、自分では気づけない動脈硬化性疾患の危険性とその予防のためのコレステロール値の管理の重要性(LDL-Cを下げること、HDL-Cを上げること、そのバランスも大切)を広く知っていただき、治療が必要な患者様に適切な治療を受けていただくことを目的としています」

TVCMに登場する男性の背中には、血管のイラストの貼紙で動脈硬化の進行の様子をあらわしている。これは、
「事前の調査の結果、脂質異常症であるにもかかわらず受診されていない方の多くが『自分だけは大丈夫』と思っていらっしゃることから、『動脈硬化は自分で気づけない』というコピーを用いて、動脈硬化が他人事ではなく自分にも危険性があることを認識していただくためのストーリーと描写を用いています」とのこと。

意味を知ってから聞いてもなお怖すぎる、このCM。あまりの怖さに、入り口で拒否してしまい、CMの意図・目的にたどり着けない人もいそうだけれど、注意を喚起するという意味では「怖さ」も必要なようです。
引用:http://www.excite.co.jp/News/bit/E1286371976716.html














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